抄録
B-022
視点の可視化によって文章推敲を支援するシステムの提案
○山口 琢・椿本弥生・大場みち子・高橋 修(はこだて未来大)
文章の推敲を支援するシステムを提案する。書き手は、文章とは別に、目的や記述内容の候補や留意点などを《視点》としてリストアップしシステム上に外化して編集できる。書き手は視点リストの各項目を、字句や文など文章の部分と関係づけることができ、この関係はリストや文章の編集中もシステムによって維持される。リストの項目と文章の部分との関係は、システムによって自動的にマトリックスに整理される。これによって、目的の再考や記述内容の取捨選択という文章のマクロ構造の修正が、書き手にとって容易になると期待する。このシステムは、文章読解や、画像など文章以外のコンテンツにも応用できるのではないか。