抄録
B-001
要求分析モデルの妥当性検証のためのインタラクティブなテストデータ定義支援ツール
○式見 遼・小形真平・松浦佐江子(芝浦工大)
我々は、要件の妥当性確認の支援を目的として、ユーザとシステムのインタラクション観点からのUML要求分析モデルの定義と、そこからのUIプロトタイプ自動生成を実現してきた。しかし、モデルにユーザが係わる操作手順や入出力データを保証しても、その要件を実現するシステム内部の振舞いやデータのフローの妥当性を保証できなければ、手戻りの原因となる。本研究では、開発者が直感的に振舞いやデータの関係を理解できるように、システムの利用シナリオに沿って関係を可視化し、インタラクティブにテストの観点からデータを定義する。テストの観点からの精査により要求分析モデルの品質を向上させ、テストケースを生成することを目的とする。