抄録
A-030
2次割当問題に対する遺伝的反復貪欲法
長谷部晶久・外山 史・東海林健二・宮道壽一(宇都宮大)
本研究では、2次割当問題に対する遺伝的反復貪欲法を提案する。提案する遺伝的反復貪欲法とは、遺伝的局所探索法の局所探索の部分に反復貪欲法を用いた手法である。ここで反復貪欲法は、反復局所探索法における解の再構成に貪欲法を用いた手法であり、反復局所探索法よりも短時間で比較的良好な解が得られやすいという特徴を持っている。提案手法では、大域的な探索を行うことができる遺伝的アルゴリズムに、短時間で解を探索する能力に優れた反復貪欲法を組み入れることにより、従来の遺伝的局所探索法を用いた手法よりも、解の探索能力に優れているという特徴を持つ。