抄録
A-002
帰納論理プログラミングを用いた化学反応からのルール抽出
力 規晃・越村三幸・橋本 司(九大)・山下全広(東洋紡)・藤田 博・長谷川隆三(九大)
化学反応を利用して,反応物(reactant)から生成物(product)を効率よく生成するには,反応物の濃度や流量,また,温度などの条件を適切に設定する必要がある. 適切な条件は,実験を繰り返し行うことによって求めるのが普通であるが,起こりうる全ての条件を実験で網羅することは,現実的には不可能である. 最小の実験データ量から最適な条件を求めることが工学的には重要であり,反応物と生成物の定性的な関係が把握できれば,最適な条件を求める際の助けになると考えられる. 本論文では,実際の実験データから,帰納論理プログラミングを用いて抽出した.