抄録
A-001
線形論理型言語を用いた人工化学のための推論の一手法
◎古野達也・冨永和人(東京工科大)
人工化学系における分子の生成可能性を判定するために,線形論理に基づく論理型言語LLPを用いて推論を行うことを試みた.線形論理とは命題を資源に見立てる論理体系である.この論理における命題を我々の人工化学における分子と見なすことで推論を行う.本研究は,この人工化学における推論を行うためのLLPによる記述法を与えた.そしてその記述法を用い,いくつかの人工化学系に対して推論のための記述を与えて実行し,正しく推論が行えることを確認した.